エアーズロックホテルで感じた挑戦する大切さと仲間との出会い。
レデイエリオットアイランド→エアーズロックリゾートホテルへ
レデイエリオットアイランドを6か月間働いた後、
海は十分だと思っていた。
次はどこにしようかなと思っていたが
以前紹介してくれた、
会社に相談しにいった。
そうしたらエアーズロックリゾートホテルは
どうかと言われて、面接をした結果(もちろんすべて英語)、
採用が決まった。
皿洗いの配属であったが、
ここもマルチハイヤーという制度があり、
皿洗いをした後も違うレストランで働けるという
ハミルトン島と同じような感じであった。
また皿洗いかと思いながら、
でもマルチハイヤーとして働けるのであれば
いいかと思い、飛行機でエアーズロックに向かった。
エアーズロックはオーストラリアの中心にあり、
シドニーから飛行機で3時間半でいけるリゾート施設である。
真夏は多分体感50℃ぐらいあって
めちゃくちゃ暑くてハエが沢山いる。
エアーズロックリゾートホテルの中には
従業員宿泊施設があり、世界中から国籍関係なく
働いている人がいて、色んな国の人が住んでいた。
僕のメインの仕事は皿洗いだが勤務時間が
夜23時~朝6時半までだった。
皿洗いのメンバーは、韓国人、日本人もいれば、
オーストラリア人、ヨーロッパの方も働いていた。
そこにはもちろんだがシェフも一緒に働いていて、
オーストラリア人、ニュージーランド、
オーストリア、フランス、ネパール、
タイ、からアジアの方も働いていた。
皿洗いはかなり経験していたので、
慣れてはいた。
皿洗いだけではなくお菓子作りや
シェフの料理を作った
後の床掃除などもしていた。
皿洗いの仕事も楽しかったが、
僕は今でも後悔していることがある。
それは自分を信じてエージェントを通さずに、
個人で応募すればよかったと思ったことだ。
なぜなら、僕と同じぐらいの英語力で
レストランの従業員として
働いている人がいたからだ。
羨ましすぎてすごく後悔した。
もっと挑戦してレストランの
スタッフとして応募しても
良かったのではと思い後悔している。
でも後悔しても現実僕は深夜
皿洗いをしないといけない。
ものすごく後悔をしたがやるしかなかった。
僕はそんな悔しさがあってか、
マルチハイヤーをすぐにしたかった。
上司にレストランで働きたいと伝えたが、
しっかりと皿洗いの仕事ができてからと言われた。
仕方なかったが、毎日頑張った結果、
6か月契約だったが、2か月目ぐらいから
マルチハイヤーで働けるようになった。
もちろん、マルチハイヤーは自分から
レストランに出向いて、
僕を雇ってくれと言いに行くしかなかった。
ちょうどそのころ、夜中シフトだったが、
なぜか朝8時~夕方17時までのシフトに変更になり、
マルチハイヤーをしやすくなった。
仕事が終わった後交渉をしに行き、
仕事をもらう日々だった。
初めて働いていいよと言われて時は
すごくうれしくて泣きそうだった。
何店舗かレストランで働いたが、
まったく苦にならなかった。
朝8時~17時まで働き、17時半~夜の11時半ぐらいまで
働く日々を過ごした。
レストランではお客様にビュッフェの説明や、
お皿を片付けたり、お酒を渡したり、最後は片づけをする。
またデリバリーの仕事もしていた。
世界中の人と働くのは本当に楽しかった。
一度もしんどいとか、
苦しいとか感じたことはなかった。
そこで出会ったインドネシア人の上司や、
オーストリア、フランス、
イタリア、韓国、フランス、チリ、という
国際色豊かな従業員と一緒に働けたこと、
僕がミスをした時も助けてくれたこと、
うまくビュッフェの説明を英語でできなかったときに、
オーストラリア人のシェフが笑い飛ばしてくれたこと、
僕の心にずっと残り続けている。
なぜ僕が、ここまで、
レストランの従業員として
働きたかったのか、
接客は好きなのはもちろんだが、
世界中の人と関わり、
みんな分かり合えるんじゃないかと
確信したかったかもしれない。
英語が少し下手でも、
仕事がうまくできなくても、
そこを協力して乗り越えることが
できることを確かめたかったんだと思う。
また僕の家族が幼少期に
仲が良くなくて分かり合えなかった経験が
あったのと、
世の中は戦争や、海外は危ないとか
メディアで報道されていて、
僕には違和感があったこと。
きっと人間は違う国で生まれても
助け合うことができると思いたかったんだと思う。
でも僕はこのエアーズロックリゾートホテルで出会った人々で確信した。
国が違えど、助け合うことができると。
学んだこと
エージェントに頼らず、自分を信じて、
個人で応募すれば皿洗いではなく、
レストランで働けたかもしれない。
自分の英語に自信がなかったとしても、
それは自分が思っているだけで
もしかしたら、
採用されていたかもしれない。
自信がないから自分の心に嘘を
つくのはもったいないと思った。
1回挑戦してみる、やってみる、
それで無理なら工夫してみる。
どこのラインなら自分は納得するのか考える。
これができていればよかったと今振り返って思う。
後、海外で働くには、
英語+自分からアクション起こす
大事さはあるかなと思う。
海外は自分がこれやりたいとか
伝えないとわかってくれない。
空気を読むとかではなく、自分の意見を発信すること。
いやならいや、やりたいと伝えること。
それができれば楽しい
海外生活を過ごせるのではと思った。